アングレーム日記その2
『海獣の子供』1、2集&『魔女』1、2集最新重版、本日出来です!品薄でご迷惑かけてしまったみなさま、申し訳ありませんでした。何卒よろしくお願いします。
さて!いまさらもはなはだしいですが、五十嵐氏が招待された仏・アングレーム漫画祭レポートの続きです。
2008年1月25日
滞在3日目。
↑アングレームは、丘にある町。
坂の上からは、歴史ある石畳の風景が広がります。
↑この日から一般公開とあって、開場前にかかわらず長蛇の列が!
↑カッセルマン社さんが調整してくれたスケジュールに従い、雑誌・テレビ局などの取材が次々に入ります。中央のヒゲのナイスガイは、この旅の通訳をしてくださったウラジミール氏。新井英樹さんの『ザ・ワールドイズマイン』の仏語翻訳などをなさっている方!
↑サイン会は、毎日1時間〜1時間半交代で開催。
この日は会場内の人出も半端なく、熱気ムンムン。
↑サイン会の間、通訳が出来るわけでもない私は会場を見学。
たくさんの出版社がブースを出展し、作品を販売しています。
ウラジミール氏におそわったフランスにおける「漫画」とは大きくわけて3種類。
B.D.(ベーデー)→戦前からあるフルカラー48P/A4のコミック。年1回刊行のペース。
ヌーベルB.D.→B.D.に対抗して出来たもの。定型を破る形で自己の体験をまとめたものが多い。
MANGA→およそ15年前に入ってきたいわゆる「漫画」(日本が主な輸入元)。B.D.とは異なった1ジャンルとして認知されている。
↓なので、ブースもB.D.とMANGAは売り場がはっきりわかれていました。
フランス語ではB.D.作家とMANGA作家は呼び方も違い、
フランス人でMANGAを描く作家は、とても少ないとのこと。
↑この日のサイン会参加者の中から、抽選で3名が選ばれ、
五十嵐氏が似顔絵を描く!というスペシャルイベントも。
↑この日の食事は、アングレームの町中にあるブラッセリー(パブとカフェのあいのこのような素敵飲食店)にて。合鴨のサラダが非常に美味でした……。量がものすごかったですが。
その3につづきます。
(A)